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ISO9001のメリットとデメリットを紹介!取得する必要ある?の疑問を解決します。

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こんにちは、さくみずパパです。

 

毎年、ISO9001やIATF16949の認証審査を受けてる人は、

 

認証審査って、面倒くさいなぁ・・・

ISO9001なんて持ってても意味ないのになぁ・・・

 

と思ってるかも知れません。・・・僕がそうでした(^^;

 

当時の僕は、会社が取得する方針だったので、イヤイヤ準備をしてた感じでした。この記事を読んでくれている方も同じ気持ちだと思います。

 

ネット記事を見てると、メリットばかり強調されてますが、実際そんな良いことばかりじゃありません。メリットで紹介されてることの半分以上は空想かなと感じます。

 

じゃあ、なんでみんなISO9001を取得するの??

 

認証審査を10年以上受けてきた経験から、そんな疑問に答えたいと思います。

 

こんな方におすすめ
  • ISO9001に意味がないと感じてる人
  • ISO9001の審査を受ける担当の人
  • ISO9001の取得を考えている人

 

ISO9001って取得する必要あるの?

 

結論から言うと、「取得する必要はあります

 

少し言い方をかえると、「取得できる環境であれば、取得していた方が便利です。

 

取得できる環境と書きましたが、ISO9001の取得には結構な仕事と費用が発生します。中小企業だと、その体力がないことも多いです。経営状況があまり良くないのに、無理してISO9001を取得することはありません。

 

よく「ISO9001を取ったら、お客様に安心してもらえて仕事が増えた!」ってフレーズを目にしますが、そんな簡単に仕事が増えたら苦労しません。

 

会社の取引先の条件によくあるのが

 

ISO9001の取得、もしくは同等レベルの管理ができていること

 

です。ISO9001の考え方を実践できていれば、取得する必要はないということですね。

 

例えば、自動車の「トヨタ」はISO9001を持ってません。それ以上の管理をしてる自信があるからのようです。少し極端な例ですが、ISO9001を持ってなくてもお客様の安心材料があれば仕事が増えることは証明されてます。

 

逆に、ISO9001を持ってる会社のデータ改ざんや偽造のニュースがあとを絶ちません。ちょっと前と違って、「ISO9001=安心できる」は通用しないことは、みんな知ってます。

 

じゃあ、取らなくていいじゃん!

 

・・・確かに。では、なぜISO9001を取得するのか?そのメリットを解説します。

 

ISO9001を取得するメリット

 

iso9001を取得するメリットは1つだと思ってます。

 

お客様の監査(審査)が簡略化できる!

 

iso9001を持ってると言うことは、専門の認証機関が毎年、その会社を審査してることになります。お客様からすると、自分にかわって審査してもらってることになって、自分で監査しなくて良い訳です。

 

結果、現地の監査ではなく、書類審査で終わらせることが可能になります。図にするとこんな感じです。

 

ISO9001監査図

 

会社を監査しようとすると、受ける側も、監査する側も何かと面倒です。時間もかかるし、移動やホテル手配などお金もかかります。

 

仮に年間10社受けてた監査が、ISO9001の審査1回で済めば、どちらにも大きなメリットになります。ちょっと都合よく書きましたが、監査が簡略化できる可能性は高いです。

 

「監査の簡略化」がISO9001の資格を持つ最大で唯一のメリットだと思います。

 

ISO9001を取得するデメリット

 

ISO9001の審査準備をしてる人は、審査前にかなりの時間をかけてるんじゃないでしょうか。ちょっと言葉は悪いですが、審査に通るために日頃していないことをしてると思います。

 

  • 審査用の資料作り
  • 記録の整理・修正
  • いっぱいのハンコ押し

 

やってる本人が、意味ないと1番感じてることだと思います。

 

デメリット
  1. 審査に通るためだけの仕事をしてる(ムダな仕事)
  2. 本来の仕事ができない(業務の悪化)
  3. 審査費用がかかる(かなり高い)
  4. ISO9001の考え方が浸透するまでに時間がかかる

 

問題は、日頃からISO9001の考えに沿った仕事ができてないことです。普段から実践できてれば、審査前にあわてて準備する必要はありませんよね。

 

そんなことは分かってるよ。。。

 

ですよね・・。なぜ普段からできないかと言うと、システム(体制)を作るまでに時間がかかるからだと思ってます。

 

経験則ですが、ISO9001を最初に受けてから、体制ができるまでに10年かかりました。担当の人だけが頑張ってもダメで、社員に広く浸透させて、みんなで実践していくには時間がかかります。

 

ISO9001を実践するための具体例
  1. 品質マニュアル
  2. 組織表
  3. タートル図
  4. 業務の内容を説明するフロー図
  5. 品質目標
  6. クレームや品質事故の報告書
  7. 教育訓練の記録
  8. 改善活動の事例
  9. 内部監査の結果
  10. 生産計画と実績
  11. 現場の5S

 

品質を管理する体制(マネジメントシステム)が機能してると、自然と上の①~⑪が出来上がってきます。そりゃぁ、普段やってないのに、審査前にいきなりこれを準備するのは大変ですよね。

 

①~⑪の詳細は以下の記事で紹介してますので時間あれば一読下さいm(__)m

気球
【初心者向け】ISO9001審査に製造プロセスが準備することを分かりやすく解説! 製造業を中心に品質管理の代名詞となっている国際規格の「ISO9001」。取得している企業は国内で5万件に近いと言われています。...

 

時間はかかりますが、実践できれば、デメリットは審査費用だけになります。認定証を取得する以上に、いかにISO9001の考え方を浸透させて、実践するかが大切です。

 

ISO9001を取得するには?

 

ISO9001は、ある程度準備できてれば、審査に落ちることはまずありません。審査で不適合が見つかっても、期限までに修正すればOKです。

 

前段に、考え方が浸透するまで10年かかったことを書きましたが、これは何も知らない状態から勉強してISO9001を取得したからです。

 

専任の担当者を作って準備しました。結果、最初の数年は担当者しかISO9001を理解してませんでした。社員に教えるまでのスキルがなかったからです。

 

今考えると、少しムダな時間だったと感じます。最近は、ネット検索するとISO認証をサポートしてくれる会社が幾つかあります。これから取得を考えてる方や審査に通るためだけに準備している方は、1度相談することをおすすめします。

 

自分で勉強するより、はるかにラクで、効果的です。

 

ISO9001の取得 :サポート会社にお願いする

ISO9001の考え方:サポート会社に教えてもらう

ISO9001の浸透 :自社で頑張る

 

まとめ

 

ISO9001認証のポイント
  • ISO9001を取得する意味はあります
  • でも、取得するだけでは、品質の良い会社にはなれません
  • ISO9001の考え方を会社に浸透させて、実践することが大切です
  • ISO9001の考え方や取得準備には、サポート会社を活用することが時間短縮に効果があります

 

本記事は以上となります。最後までお付き合い、ありがとうございました^^