最近、なぜか会社内で「KPI」や「KGI」という言葉をよく聞くようになりました。
ネットで検索すると、
- KPI:重要業績評価指標(Key Performance Indicator)
- KGI:重要目標達成指標(Key Goal Indicator)
って難しい日本語訳がでてきます。
簡単にいうと、会社の業務目標ですが、やたらと横文字を使いたがる人がいます。
具体的には、少し意味が違うので、使い分ける必要があるかも知れませんが、カッコいい言葉を使いたいだけな気もしてます(^^;
本来の意味を知らないで、「KPI」、「KGI」というと恥ずかしいときがあるので、考え方と使い方を解説していきます。
- 会社でKPIをよく聞く人
- KPIとKGIの違いを知りたい人
- KPIという言葉をよく使っている人
KPIとKGIって何が違うの?
KPI、KGIともに「鍵となる指標:KEY ◯ Indicator」の略で、「◯」の部分が違うだけです。
- 「P」が、パフォーマンス
- 「G」が、ゴール
ゴールは最終地点で、パフォーマンスはゴールまでの過程です。
最後の目標まで、どうやってたどり着いたのか、を示しています。
少し言い方を変えると、大きな目標を達成するために、小さな目標を立てます。小さな目標を1つずつ達成することが、大きな目標の達成につながります。
- 小さな目標が、KPI
- 大きな目標が、KGI です。
ダイエットを例にしてみると、
大きな目標に、「今年中に10kg減量する」をかかげたとします。
10kg減量するためには、何かをしないと達成できないので、
- 1日30分のウォーキングをする
- 夜9時以降は、何も食べない
- 夕食のご飯の量を半分にする
とアイテムを作ります。
このアイテム1つ1つが毎日達成できたかを確認する行為が「KPI」になります。
図にすると、こんな感じです。
こんなこと、普段からみんなやってるけど。
なんで、KGIやKPIって難しい言葉使うの?
個人の場合は、KGIも、KPIも自分で決めますが、会社などの組織になると、違う人が決めることがあります。
例えば、会社で「売上目標10億円を達成する」と社長が決めたとします。
10億円を達成するために社員は色んなことをしないといけません。
イメージですが、こんな感じです。
実際は、ここからもう1段階下にもアイテムができます。
新商品を開発、販売するためには、何をしないといけないのか?具体的なアイテムがあります。
具体的なアイテム1つ1つもKPIになります。
社長から見るとKPIのアイテムが、課長から見るとKGIに見えることがあります。
会社の規模によって違うかも知れませんが、見る視点によってKPIとKGIが変化することがあります。
ここは自分の会社の考え方を確認した方が良いです。
KPIとKGIの指標
KPI、KGIどちらも「指標」なので、数値化が必要です。
目標の数値に対して、実績の数値がどうだったのか?を見ます。
良かったのか? 悪かったのか?
この指標の検証までを行うことが、KPI、KGIの意味になります。
余談ですが、KPI、KGIは、PDCAサイクルと密接な関係があります。PDCAに興味がある方は、別の記事も読んでもらえると嬉しいです^^
ダイエットを例にとると、こんな感じになります。
数値化することで、KGIを達成するためのKPIが順調なのかが判断できます。
全てのKPIが目標を達成できれば、それはKGIが達成できたことを意味します。
成果報酬型の数値でモノゴトを語る考え方が、日本企業に浸透してきたため、KPI、KGIという言葉をよく聞くようになったのだと思います。
この流れは、これからも変わらないと思いますので、KPI、KGIを理解して使い分けて行きましょう。最後まで読んで頂き、ありがとうございました^^