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【初心者向け】製造現場でのオン・ジョブ・トレーニング(OJT)の具体的な方法を紹介

新入社員を教育するのって、大変ですよね^^;

  • 何を教えれば良いのか?
  • どうやって、教えれば良いのか?

新人さんも、みんな同じじゃないので、覚えの良い人も居れば、そうでない人も居る。。同じように教えたつもりでも、なかなか育たなかったりもします。

 

現場の仕事は、だいたいやることが決まってたりします。

毎日、同じことを、同じように繰り返しする作業が多い。

けど、まだまだ人に頼るところが多いのも事実。

国際的な品質規格_ISO9001やIATF16949でも、【人を育てる】は、大切な位置づけになってます。

 

この記事では、製造現場での新人さん教育について、その具体的な方法を紹介したいと思います。

 

こんな方におすすめ
  • 製造現場で、新人教育を担当されてる方
  • 新入社員にOJTを行う方

 

OJTの具体的な方法って、なに?

OJTの具体的な方法は、4つステップがあります。

  1. 新人さんに教える人(先生)を決める
  2. 教科書を準備する
  3. 時間割を組む
  4. 卒業試験を行う

OJTは学校の授業と同じです。その仕事の専門学校に入学した新入生です^^

1~4について、それぞれ解説していきます。

 

新人さんに教える人(先生)を決める

先生を決めるポイントは、「教えるのが上手い(好き)」か、です。

そんなの当然じゃん。。

 

確かに。。

でも、そんなことを考えずに、ただ配属先の先輩だから、とか経験年数が長いから、といった理由で決めてることも多いと思います。

 

実際、うちの会社でも、人員が不足しているところに、新人を配属して、その場にいる年長者が先生になることは、よくあります。

 

経験が長い人でも、人に教えるのが苦手な人はいます。

 

でも得意、不得意って、どうやって見分けるの?

 

1番有効的な方法は、「自分が生徒になって、その人から教わってみる」です。

 

1回、数分だけでも、授業を受ければ、その授業が面白いか、わかりやすいかは、すぐピンときます。自分がわかりやすいなぁ、と思う人を先生にすれば問題なしです。

 

逆に、最初わかりにくかった人も、教えていくうちに上手くなってくる人も居ます。

僕の経験上、このいう人も、何となく分かります^^

先生を選んだら、先生の名簿を作りましょう。

教員免許と同じように、会社の中でも、新人さんに教育できる免許(資格)を持たせることが大切です。

先生を固定することで、新人さんの覚え方、作業のバラツキを小さくすることができます。

 

教科書を準備する

OJTの図1

 

次は、授業をするための教科書です。

教科書は、その作業の方法が書かれた手順書を使用します。(会社で呼び方は、ちょっと違うかも知れませんが)

 

ここで重要なポイントは、「手順書が教えるための教科書になっているか?」です。

 

実際、手順書を見ながら教えてると、こんなことを思います。

  • 文字ばっかりで、見にくいなぁ
  • ここの作業が書かれてないな
  • もうちょっと詳しく書いとけば良かった
  • 写真がないと無理だな
  • 専門用語に補足がいるなぁ
  • などなど・・・

 

手順書って、その仕事をわかってる人が作るので、そんなに親切じゃなかったりします。

 

何も知らない人に、教えるための取り扱い説明書を作るイメージで、手順書を見直す必要があります。

 

ここは、地道に「教える→手順書を改良する→教える→改良する」のサイクルをまわしていくしかありません。

 

先生と生徒の意見を聞きつつ、良い教科書作りに励みます。

なかなか1、2回で、完成するものじゃありません^^;

 

時間割を組む

OJTの図2

 

学校に、「国語、算数、理科、社会」ってあるように、会社でも色んな仕事(作業)があります。教える仕事には、全て教科書が必要です。

 

そして、教育の期間中に、全てを教えないとダメ。。教育するときに、何を、いつ教えるか、計画を作っておかないと、混乱します。

 

教えるペースも分からなくなるので、期間と時間割は最初に考えて作ります。

 

卒業試験を行う

最後は、教育した内容が理解できているかのテストです。

現場作業のテストは、実技試験が一般的です。

教えた作業が教科書(手順書)を見なくても、その通りできるか?をチェックします。

 

実技試験は、手順書通りできればOKです。

なので、作業を順番に並べて、1つ1つ作業に抜けがないかチェックするテスト用紙を用意します。

checklist-911841_1920

 

学校のテストと違うところは、100点(満点)が必要な点です。

学校だと80点以上で合格なんですが、現場だと残りの20点がミスになってしまいます。

作業ミスは、重大な事故を発生させるかも知れませんので、手順書通りの作業=100点が求められます。

もし合格できなければ、もう少し勉強して、再試験になります^^;

 

まとめ

OJTのポイント

先生を決める

  • 自分が教育してもらって、わかりやすい先生を選びます。

教科書を準備する

  • 何も知らない人に教える取り扱い説明書のような手順書を作ります。

時間割を組む

  • 教育を始める前に、教育期間にあった計画を作って、実行します。

卒業試験を行う

  • 作業の手順書通りにできているか、実技試験を行います。
  • 100点満点で、晴れて卒業です^^

 

ここに書いたことは、誰もが知ってる基本的なことかも知れません。ただ、実際やろうとすると、意外と難しいものです。

教えるための手順書を作るのにも、時間がかかります。

時間がなくて、教育の計画を作らないで、スタートしたこともありました^^;

 

一筋縄では行かないOJTですが、ちょっとずつでも前進して行ければと思っています。

今回は、以上となります。それでは、また^^

ありがとうございました。m(_ _)m