「働き方改革」という言葉をよく耳にするようになりましたが、まだまだ多くの会社では、定時に帰ることが普通!という文化がないと思います。実際、僕も定時帰りをするようになったのは1年前からです。新入社員で入社してから24年間ほど、残業は当たり前のことでした。
そう嘆(なげ)いたこともありましたが、24年間ずっと残業したくなかった訳ではありませんでした。仕事が楽しいと思える時期は、むしろ率先して残業していた時期もあります。
少し僕の歩んできた道のりを少し紹介しておきます。
22歳:小さな会社に入社
- 仕事を覚えるために、しかたなく残業。会社に行くことが嫌だった時期・・。
28歳:会社が吸収され、中規模の会社になる
- 会社がちょっと大きくなって、仕事も残業も率先やるような時期でした^^
38歳:中規模の会社がM&Aでやや大きめの会社になる
- 会社のために頑張って仕事をしても意味がないことに気付く
43歳:定時帰りを決意
- 定時帰りのための戦略開始!
44歳:定時帰り開始、同時に不労収入の大切さに気付く
- Youtubeの動画、ブログで勉強開始
45歳:ブログ、Twitterをやってみる ← 今ここ
会社が中小規模であれば、自分の努力が成果として反映しやすいです。残業=努力ではありませんが、高いパフォーマンスがあれば、時間を増やすだけ、他の人より会社の評価を高くすることができます。
40歳前までは、残業も昇給やボーナス、昇進といった収入を増やす手段と思えました。また、成果が目に見えるので、残業が苦ではありませんでした。残業した分、休日が楽しめたような時期でした。
これが、やや大きめの会社になるとそうは行きません。
会社で年数を重ねただけの40代、50代がゴロゴロいます。良く分からない役職でいっぱい(^^;;; 仕事は、若いできる人に任せて、結果を自分の成果にするような人達ですね。(もちろん、全員がそうではありませんが)
こうゆう人達が増えると、仕事は「できる人」にまわってきます。上司も失敗は嫌なので「できない人」には任せませんよね。
このため「仕事ができるのに帰れない」、「仕事ができない人が先に帰る」現象が生まれます。
年齢の高い人達が多く居るので、昇進できない!、ボーナスもそんなに貰えない! この会社で仕事を頑張っても、意味ない!ってことに気付きました。
45歳になってましたが・・・・。
そこから、自分のパフォーマンスは維持しつつ、定時に帰るための働き方改革を少しずつ開始します。この記事は、この僕の働き方改革の方法を紹介したものです。
前置きが長くなってしまい、すいませんm(_ _)m
- 仕事が人よりできると感じているのに帰れない人
- なんで定時に帰れないか分からない人
残業しないで定時に帰る方法
よく定時になったら、何も考えないで帰る!という意見も聞きますが、これだと仕事がまわらず、会社の業績にダメージを与える可能性があります。会社にいる以上、給料見合いの仕事はするというのが僕の考えです。給料以上のことはしませんけど。
なので、自分の評価を落としにくい方法を考えて、4つのステップで実践していきました。
- 自分の仕事を分析する
- 仕事のあるべき姿をはっきりさせる
- 論理的な理由を提示して、仕事を受けない
- 自分のまわりを見渡す
それぞれ説明していきます。
自分の仕事を分析する
まず1日の終りに今日やった仕事をExcelに入力して帰ります。
毎日仕事に追われていると、何を何時間したか覚えてませんよね?
何をするにも、データという数字は有効に活用できるので、まずはデータを残していきます。
Excelに分類と内容、開始時間、終了時間を入力するフォーマットを作っておきます。時間は、30分単位で入力してフォーマットはこんな感じです。
誰に見せる訳でもありませんので、5分位で毎日入力して帰りましょう。
仕事のあるべき姿をはっきりさせる
自分の仕事を分析して、まず目をつけるポイントは、自分がしなくても良い仕事がないか?です。
- 他の部署がするべき仕事をやっていないか?
- 他のグループがするべき仕事をやっていないか?
自分がやった方が早いから! あの人には任せると心配! 会議の場で何となくすることになってしまった!
色々な理由があると思いますが、僕の場合、15%程度本来は他部署がやるべき仕事をやっていました。
特に製造の現場で仕事をしている人は、色々なことに精通している分、仕事を依頼されやすくなっているはずです。
自己分析から自分の責任となる範囲をしっかりイメージすることで、気軽に依頼された仕事が正しいものか判断できるようになります。
論理的な理由を提示して、仕事を受けない
仕事のあるべき姿をはっきりさせると、受ける必要のない仕事が分かるようになります。
ただ、その仕事を断る場合に大切なポイントは、なぜ受けないのか?の理由をはっきり伝えることです。
やりたくない!ではなく、「この仕事の内容は会社が定めている業務の区分から、そちらの部署が行うべき仕事です。」と伝えることで、次から同じような依頼がなくなってきます。
感情に訴えると、人vs人の消耗戦になりがちなので、論理的な会話に持っていきましょう。ここまでで仕事の10~15%は減らせると思います。
自分のまわりを見渡す
次のステップは、自分の部署にヒマな人は居ないかを探します。
2:6:2の法則は、ある集団があると、優秀な人が2割、普通の人が6割、怠ける人が2割になるという研究結果から導き出された有名な法則です。組織には、必ず2割のヒマな人が居ます。
この2割の人に仕事を振っていきます。ここでも自分の仕事分析シートが活躍します。
単純で、そんなにスキルを必要としない仕事を見付け、上司(課長や部長)を使って仕事をまわすことを考えます。直接仕事を依頼してはダメです。当然、嫌がられるので。
自分の仕事量を上司に説明して、「◯◯さんにこれをお願いできませんか?」と相談しましょう。上司の方も、◯◯さんがあまり仕事をしていないイメージは持っているはずなので、断る理由がないはずです。
そんなにスキルを必要としない仕事に限定します
ここまでを少しずつ実践していくと、あなたの仕事量は25~30%減っていると思います。実際、僕はそうでした。もう定時に帰る土台は完成です。
組織内の忙しい人、ヒマな人の平準化もできて、良いことしかありません。経験上、急いでしまうと、まわりから仕事を振っているだけの人に見えてしまうので、僕は6ヶ月かけてやっていきました。1年経った今でも考え方は変えていません。
よほどのことがない限り、毎日定時に帰れます。
不労収入への挑戦
最後に少し余談ですが、毎日定時に帰るようになると、時間ができます。
最初は、スマホゲームで時間を潰していましたが、次第に飽きてYoutube動画を見るようになりました。色々な動画を見ていると、勉強になる動画も沢山あります。
僕は、マナブさんやもふもふ不動産さんの動画を見て、まずはブログを書いてみようと始めてみました。
定時に帰ることは、自己成長にも大きく繋がります。まずは、自分の仕事を分析することから始めてみませんか。
本記事は以上となります。最後までお付き合い、ありがとうございました^^