【天才を殺す凡人】~職場の人間関係に悩むすべての人に~by 北野唯我[本レビュー]

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こんにちは、さくみずパパです。北野唯我さんの書かれた本を読むのは、これで2冊目です。

 

1冊目は、「転職の思考法」というタイトルで、物語風のすごく面白く、転職を考えていた僕にはささった本でした。1冊目とはまったく違うジャンルのタイトルに、「どんな内容なんだろう?」と読む前から、ちょっと期待^^

 

この本「天才を殺す凡人」を最初に知ったのは、ある朝のラジオ番組がきっかけでした。

 

北野さんが出演されていて、タイトルだけでも刺激的だったけど、紹介も面白く、聞き流していたラジオなのに、どこか頭に残っていました。

 

それからブログを書くようになって、本を読むようになり、手にとった1冊でした。どこで何が繋がっているか分からないものですね(^^

 

ちょっと、横道にそれてしまいましたが、本を読んだアウトプットをしていきたいと思います。

 

こんな方におすすめ

  • 会社勤めのサラリーマンの方
  • 会社の人間関係で悩んでいる方

 

目次

凡人が天才を殺す!?

 

本のタイトルを見たとき、「凡人=一般の人」が「天才」をダメにすることはあるだろうなぁと思えました。

 

僕は、アニメが好きで良く見ますが、主人公=天才って、普通の子からよくいじめられてます。そこから色んな人に助けられて、ヒーローになっていくストーリーは王道といえます。

 

でも、その人間関係を文字にして、論理的に説明してって言われると結構困ります。感覚的な雰囲気は分かっていても、言葉にするのは難しいです。

 

そんな疑問に、この本「天才を殺す凡人」は1石を投じてくれます。

 

あっ、こんな理屈だから、主人公(天才)はいじめられていたのか!

 

だから、主人公(天才)は1人ではヒーローになれないのか!!

 

これまでの謎が、どんどん明かされていく感覚です。

この「天才を殺す凡人」は、自分でも気付いていない素朴な疑問に答えてくれる、誰が読んでも感動を覚える本だと思います。

 

僕は、天才なのか?、凡人なのか?

 

この本には、3つの才能が紹介されてます。「天才」と「秀才」と「凡人」です。3つの才能って聞いた段階で、僕の中には、こんな図が浮かびました。

Before
才能 僕のイメージ 割合
天才 頭がよく、ひらめく 努力しなくても何でもできる 全体の5%
秀才 頭が良い 努力して1流になる 全体の15%
凡人 頭が悪い 努力しない 残り80%

 

結果的には、まったく違ってました(^^;恥

本を読んでの、僕の勝手なイメージはこう変わります。

After
才能 本での紹介 僕のイメージ
天才 創造性 ひらめき アーティスト・発明家
秀才 再現性 論理的 経営者・投資家
凡人 共感性 協調性 サラリーマン

 

僕は、凡人のサラリーマンですね。自分でもそう思います。

 

でも、北野さんは3つの才能は誰もが持っていて、眠っているだけだと説明しています。

 

天才の才能を感じたことはありませんが、論理的な考えをすることはあるかなと。ブログを書いている時点で、凡人以外の何かな気もします。

 

自分の中にある才能を理解すること、がこの本の問いかけだと思います。読み終わったときに、ほんの少しですが、今の自分の才能に気付くことができます。これは大きな一歩だと思います。

  • 自分の才能を理解する
  • 自分の才能を理解すると、悩むことがなくなる
  • それは、ないものねだりをしないから

 

凡人の僕はこれからどうすれば良いのか?

天才と秀才と凡人は、意見が噛み合うことがないと書かれてます。僕のイメージでも、アーティストと会社役員、僕とじゃ意見は合いませんよね。住んでる世界が違います。

 

3つの才能

 

3つの才能は、それぞれ別々の世界で暮らしています。その才能の世界だけで生活していけば、意見が合わないなんてことはないと思います。

 

でも、現実世界は、3つの才能が共存する世界になっています。

3つの才能2

 

本の中でも「軸の違い」として紹介されている図です。

 

意見は噛み合いませんが、かといって3つの才能がないと世界は成り立ちません。

  • 経営者や投資家だけでは、お金はもっていても、生産性がありません
  • サラリーマンだけでは、生産性はあっても、新しいものを作ることができません。
  • アーティスト・発明家だけだと、新しいものは生み出せますが、生活できません。

 

3人が共存する世界が必要です。凡人の僕にできることは、天才に共感する心を持って、秀才に近づく努力をすることなんじゃないかなと。

 

本の中でも、3つの才能の架け橋となる新たな3つの才能がでてきます。

 

いかに自分を架け橋となる才能に近づけていくか?が大切だと感じました。

  • 天才と秀才の架け橋になる努力をする
  • もしくは架け橋になっている人を探して、協力を得る

 

building

 

自分の持っている才能で勝負する

 

本で紹介されている比率と合わせて、僕の中にある3つの才能を考えてみました。

才能の比率

 

創造することはないですが、再現することは仕事でも良くあります。社会にでると規律だらけもんね。その反面、あまり集団行動は得意ではないかも知れません。

 

大切なことは、割合ではなく、自分を再認識することじゃないかと思います。

 

自分の円グラフが書ければ、あとは自分の才能で戦うのみです。

 

「戦う」っていう言葉は、「仕事する」、「生活する」、「勉強する」なんでも当てはまります。自分の持っている武器で戦うのみなので、他人は関係なくなります。

  • 自分の才能で戦うと、周りが気にならなくなる
  • 結果、人間関係に悩むことが減る

 

まとめ

「天才を殺す凡人」を読んで感じたこと
  • 自分の中には、天才と秀才と凡人が共存している
  • 自分の中にある才能を理解することが、第一歩
  • 自分の隠れた才能を伸ばす努力をしよう
  • 自分の才能で戦うと、周りは気にならなくなる

 

他人をコントロールするよりも、まず自分をコントロールする術を教えてくれた1冊だと思います。誰が読んでも共感できるオススメの本です。

 

 

本を見かけたら、少し読んでみて下さい。すぐに引き込まれると思います。最後まで読んで頂き、ありがとうございました^^

 

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