僕は週に2~3回ほど、本屋さんに行くようにしてます。
ブログを書くようになってから、本屋さんを2周くらいして「ピン!」ときた本は自分へのインプットにするため。
この「読みたいことを、書けばいい。」も、新書として並べられてたのが出会いでした。
僕の場合、本を買うときは、
- 気になったタイトルの本を手に取る
- 「はじめに」を読んで、そのあとパラパラめくる
- 面白そうだったら買う
って感じです。(みんな一緒かな。)
この本もタイトルに釣られて手に取ったんですが、「はじめに」に書かれてることが怪しすぎて、2回ほどスルーしてます(^^;
ぱっと読んだ感じ、ダジャレとも言えない、意味不明なとこもあって、ちょっと敬遠した感じですね。
3回目くらいで、帯に書かれてる「糸井さんのおすすめ」を信じて購入。
いまでは、テレビで紹介されてたり、書店でもラインキングでも上位にいるんで、みなさん抵抗なく買えると思いますが、何も知らないと、なかなかに胡散臭そうな本です^^
僕の感想だと、270頁ある本の中で
タメになる部分 : 3割
どうでもいい部分: 2割
面白い部分 : 5割
という印象でした。
田中さんが伝えたい大切なことは2~3割で、あとはそれを補うための装飾なんじゃないかな、と思えます。
世に出す本に、本音を書くって、けっこう難しいと思います。
どうしても、体裁や面子、プライドが入ってしまう気がしてます。田中さんには、それがまったく感じられません。
読んでて、スカッとする。これが楽しい1冊です。
書評なんてカッコいいものじゃありませんが、自分が楽しかったので、自分が読みたくなるものを書いてきます^^
- ブログを書いてる人
なんのために書いたのか
本のサブタイトルは「シンプルな文章術」です。冒頭に文章術のテクニックは教えてないと書かれてるけど、実際、本を読み進めると、しっかりとした考え方とテクニックも紹介されてます。
書いてるのに、書いてないって言うのは田中さんの照れ隠しなのか?、テクニックなのか?ちょっと分かりませんが。(^^
ちょっと文章を引用させてもらうと
・・最初の放心が間違っている。その前に方針という漢字が間違っている。
って、小ネタがあちらこちらに、散りばめられてます。
前半部分で「漢字が間違ってるやん!」って僕の思いを、後半で笑いに変えてくる。
こんなところが僕の笑いのツボを刺激します。こんな本には初めて出会いました^^
「ふざけてる!」って人が居るかも知れませんが、本屋のランキングで上位にいくのだから仕方がない。
この本が、田中さんが自分で読みたいと思って書かれた本だということがよく分かります。
なにを書くのか
「文書」と「文章」
この違い、定義を教えてくれたのが、この本でした。
普段、会社の仕事で書くものは、全て「文書」です。ブログを書くようになっても、「文書」の延長線上だった気がします。
自分の思いを人に伝えるための「文章」を書く意識をもった、すごくタメになる部分です。
これから、モノの使い方や、事実に基づくものは「文書」的に、思ったことや感想は「文章」的に書いていこう。
だれに書くのか
「自分に向けて書く!」がこの本の答えだと思ってます。
ここも面白い。けど、悩ましい。。
- 読者の気持ちになって!
- ペルソナ(ターゲット)を想定して!
- 自分の考えは捨てて!
- 自分の書きたいことを書いてはいけない!
などの教えをよく目や耳にします。
多分、どちらも言ってることは正しい。正解がある訳じゃなくて、僕自信がどうしたいのか?だと思います。
僕は、これまで自分が知りたかったこと、教えたかったことを書いてきました。ある意味、自分に向けて書いてるようなもの。
自分が知りたいことは、他にも知りたい人がいるかも?って気持ちです。
自分も読者の1人なので、最初の読者に向けて書いていきたいと改めて思えました。
どう書くのか
このパートは、装飾の部分だと思ってます。田中さんのギャグセンスが炸裂してます。
文章は「起承転結」の王道が一番良い。
なぜ書くのか
このパートも流し読みで大丈夫かと・・。
この本の題名と同じ「読みたいことを、書けばいい。」
「自分が読みたいから、書く!」
もし購入前の方は、最初のハードルを越えて、少し読み進めてみて下さい。思わず笑いが漏れます。